彩りの伝道師 ミヤサカです。

最近、家族と犬が白内障と診断されました。
犬の眼、人間の眼、
それぞれ違う病院から出された目薬は同じでした。

でも、犬と人間は見え方が違うと聞いたことありませんか。



犬はモノクロの世界で物を見ている、などといわれていましたが、
今から1年半前、現存する最も古い科学学会である
英国のロイヤル・ソサエティが、
犬の色覚は元来2色型色覚であると発表していました。

これは元々、1989年にアメリカで発表されたものですが、
人間の色覚検査を犬に使用することができたことから
今後の医療に役立つという事で、発表に至ったようです。

「色覚」というのは「色を感じ取り 見分ける力」の事です。

その仕組みは、目の網膜上にある2つの視細胞、
杆体…暗い所で働く
錐体…明るい所で働く
の内、錐体の感じ方に起因します。

錐体には、L()M()S() 3種類があり、
それぞれの波長の感度によって、色の見え方が変わります。


1989年に発表された 犬の色覚に関する実験は
アメリカの眼科学研究者夫婦が、家で飼っていた
ペットの黒のトイプードルの行動をみていて
見えやすい色と見えにくい色があるのでは?
と気づいたことから始まったそうです。

そしてその結果、
犬は、青・黄・グレーの識別ができている、
つまり、犬はM錐体の波長を感じにくく、
LS2色型色覚だという事がわかったのです。

ちなみに、人間の色覚は3色型が一般的といわれています。
が、個体によって多様性があり、
その色覚タイプによって、見え方が違います。

 犬の色覚は、右のD型色覚(Deuteranope) に近いという事です。

今後は、犬のおもちゃやタオルなどの色を決める際に
ぜひ、参考にしたいと思います。

 というわけで、
色覚は、犬は2色型、人間は3色型、更に
魚類、両生類、爬虫類、鳥類は4色型(LMS+紫外線)
が一般的との事です。

でも、なぜ動物の種類によって色覚が違うのか…

2億年以上前からの動物の進化の歴史と関係する
そのお話は、またの機会に…

明日が皆様にとって彩りあふれる一日となりますように…(宮坂久美子)



2枚の画像はCUDOホームページよりお借りしました
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